
- 事業Re-branding
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Audixがブランドを刷新
“より良い音”にこだわる情熱
1984年の創業以来、音響業界を革新し続ける、米オレゴン州ウィルソンビル発のマイクブランド Audix(オーディックス)。革新的な設計、高性能、優れた品質と耐久性、そしてアーティストにとって手の届きやすい価格帯――これらすべてを兼ね備えたAudixのマイクは、長年にわたりアーティストから高い評価を受けてきました。そんなAudixが2023年、新たな飛躍を目指し、ブランド全体の刷新に踏み切りました。私たちは、その大規模なリブランディングプロジェクトにパートナーとして参画。グローバル市場におけるモダンで先進的なブランドイメージの確立を支援しました。
Audix、新たなステージへ
Audixの新たな挑戦は、単なるデザイン変更ではありませんでした。ブランドの本質を見直し、ゼロから再構築する包括的なリブランディングが必要でした。私たちのクリエイティブチームは、米国ポートランドでのワークショップやインタビューを通じて、ブランドの価値やアイデンティティを根本から再定義。その結果として、企業のビジュアルアイデンティティは全面的に刷新され、Audixの新しいルック&フィールの基盤が築かれました。
象徴的な変化のひとつが、ブランドカラー。これまで長く親しまれてきたクラシックなゴールドから、より現代的でフレッシュなターコイズブルーへと大胆にシフト。視覚的にも、これまでとは一線を画す新たな印象を生み出しました。
リブランディングの核に据えたのは、「Audixらしさ」の再発見。力強いブランド名、長い歴史、そして目的に応じて丁寧に設計・製造されたプロダクト――これらこそがAudixを他と差別化する本質であると確信し、再構築の中心に据えました。
また、私たちはミュージシャンやスピーカーたちの情熱とクラフトマンシップに着目し、Audixがいかに彼らのパフォーマンスを最大限に引き出す存在であるかをブランドストーリーの軸に据えました。ブランドのタッチポイントにおいて、より一貫性を持たせるため、トーン・オブ・ボイスに加えてビジュアルもアップデート。タイポグラフィやカラーパレットを刷新し、ブランド名「AUDIX」の『X』をキーエレメントとして際立たせることで、ブランドストーリーをより直感的かつ力強く伝えるデザインへと進化させました。
「音」で世界を魅了する
新たに定めたコーポレートアイデンティティを掲げ、AUDIXが次に打ち出したのは、ブランドの進化を世界に示す大規模なキャンペーン展開。ターゲットは次世代の音楽クリエイターとなる若年層。オンライン、専門誌、そして世界中の主要な楽器販売店の店頭で、AUDIXの存在感を広げ、プロフェッショナルでありながら、若い世代の感性にも響くモダンなオーディオブランドとして再びその名を刻み始めています。
今回のキャンペーンでもビジュアルの核として使用したのは、AUDIXのブランド名にもある『X』。この『X』は、音楽を通じて自分らしさを表現する“窓”として機能し、各クリエイターのスタイルや想いを際立たせるシンボルとして活用しました。
また、印象的なビジュアルに加え、AUDIXマイクの圧倒的な音質と、パフォーマーたちの情熱が共鳴する「Hearing is Believing(聴けばわかる)」といった力強いキャッチコピーを添えて、高品質なマイクがもたらす表現力と自信を、ダイレクトに伝えました。
継続的な成功を実現するために──
今回のAudixのようなアメリカを拠点とするブランドとの協業が実現したのは、私たちが持つ強固なネットワークと、ベニスビーチに構えるオフィスの存在があったからこそ。国境を越えた視点と柔軟な対応力が、ZOOOMの確かな強みです。「ブランドを次のステージへ引き上げたい」「新たなクリエイティブコンセプトでキャンペーンを展開したい」とお考えなら、ぜひ私たちにご相談ください。アメリカ、日本、そしてヨーロッパの中心にオフィスを構える当社だからこそ、ローカルとグローバルの視点を融合し、ブランドの価値をより高め、魅力を最大限に引き出すサポートを提供することが可能です。次なる飛躍を、共に実現しましょう。